「てんてんと歩くキモノみち〜紬からはじめました〜」ぶんか社より好評発売中!!
201804
Monday
かし上げを織っているところです
これまでも何度も紹介していますがこの部分に合格証やその他証紙が貼られます
この画像の反物は古いものなので「重要無形文化財」が使われていますが
中央のこの「結」マーク部分は現在でも変わりありません
現在の証紙は卸商のサイトなどにでていますのでご存じない方は一度ご確認ください
結城紬をあまり見たことがない方は布だけで判断するのはかなり難しいと思うので
一般的に購入する場合はこの証紙が「本場結城紬」か否かの手掛かりになるわけですね
手つむぎ糸を地機で織ったものでもこの証紙がなければただの「結城紬」です
よく機械織りと手織りの違いについて質問も受けますが
たとえ無地だとしても糸の違いはものすごく大きな布の差を生みます
見た目にも全然違います
現在は機械織り→結城紬、手織り→本場結城紬のように使われているようにも感じるし
「結城紬」って便利な言葉ですよ
機械織りの石下結城紬というものもありますが
実際石下ですらないものも結構多いように見受けられます
ちなみに着心地体験などの着物は別として
街おこしやお土産に使われている小物のほとんどは市内で作られている結城紬とは別のものである
ということも頭の片隅に入れて置いてほしいです
生産者として
何を求めているかによっても「結城紬」は変化すると思うので
ぜひ信頼できるところで買ってください
(もちろんご相談にも乗ります)
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201710
Sunday
結城紬の着尺オーダー、色々な質問があるので再度お知らせいたします
検討中の方もぜひ参考にしてください
【 製作予定着尺 】 無地・縞・格子3色まで 染色は化学染料のみ
幅:耳内 1尺程度 長さ:3丈4尺(現行の本場結城紬と同じです)
【 着尺製作条件 】 経糸・緯糸ともに手つむぎ糸100%、地機で製織
以前のオーダー詳細 → ◆
これまでに作った物 → ◆
希望の方には最後にオリジナルのワンポイント絣がはいります
絣の様子や製作工程などはこのブログのカテゴリ「結城紬のつくり方?」をご覧ください
疑問質問は下記までお願いいたします
rico トヤマ
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201612
Sunday
「スミ」というのは耳についている印のことで
6尺、8尺と機屋によってスミ付けの長さはいろいろです。
私はいつも6尺ごとに墨で印をつけています。墨での墨付けが好きなので。
そもそもは墨でつけるので「墨付け」と呼ばれますが
現在は墨以外にも様々な方法があって
やはりそれも機屋や地域によって違いがあると思います。
左はまだ下ごしらえの状態で、織り込むと右のようになります。
薄地だと墨の色がそのまま出ますが濃い地はほとんどわかりません。
そのほかに色糸をつなぐ、真綿をからめる、など。
3丈4尺織りあげるのは長い道のりなので
たまにスミが見えてくると進んでいる実感もあるし
糸量の確認もできるし、いいですね。
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201612
Saturday
格子の着尺、糊抜きまですませてほんとうに完成です。
糊抜き前後で布の質感の違いがお分かりいただけるでしょうか。
薄紙に包まれた姿 いつみても清々しく美しいです。
前回オーダーのこあら色着尺とたまたま一緒に撮影させてもらう機会ありました!
それぞれ全く違ったテイストの結城紬
自由に着こなしてもらえると嬉しいです。
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201611
Tuesday
オーダー結城紬やっと織りあがりました。
遠くから見たらただの格子ですがかなり細かく織り方を変えています。
これから両面整理してひとまず完成です。
糊抜きまですませてお渡しする時が本当の完成。
残った糸を綛あげまでして本当の本当の
仕立て着られたときが本当の本当のほん・・・。
これまでオーダーいただいた方は着姿まで見せていただく機会が多く
ほんとうにラッキーです。
↓のばして全長を測っているの図。
着尺オーダー現在受付中です。
絣は捺染のワンポイントをおまけで入れているだけなので
製作できるのは無地縞格子のみです。
これまで基本通りだったことは少ないので希望はとりあえず投げてみてください。
かなり前の記事ですが詳細はコチラで→ ★
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201610
Wednesday
久しぶりにオーダー結城紬のご紹介。
初の格子オーダーでわりと好きなように作らせていただきました。
経糸は濃い緑とクリアな黄緑の組み合わせで4パターンの縞になっています。
緑×黄緑だけの配色だとちょっとハッキリした格子になってしまうので
緯糸は茶やカーキ、クリーム色なども混ぜて少し柔らかくしています。
完全にカジュアルな結城ではありますが
バキッとした格子ではないので気軽に楽しんでもらえると思います。
普段着でどんどん着てもらえるのがやっぱりいいですから。
夏は個人的に忙しかったり(言い訳)
カンボジア旅行に出かけたり(言い訳)
各イベントの準備・製作が忙しかったり(言い訳)で
今回ちょっと時間がかかっています。。。
これからまだイベント続くのですが今シーズンには着てもらえるように。
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201604
Saturday
201603
Saturday
201512
Friday