ちょっとした勉強会に混じって結城市内の紺屋見学に参加させてもらいました。
減っているとはいえ市内や近隣に紺屋はいくつかあります。
今回見学させて貰ったのは稲葉紺屋さんです。
室内には釜がたくさん。
さらしてあるだけの糸から染め終わった糸の束など色々。
右は棒と手鉤を使って染めている様子です。
私の染め作業のレベルからするとかなり作業に無駄がなくてスピーディー。
動きが早すぎて写真を撮るのが大変でした。
作業の合間にもかなり色々なことを説明してくれました。
染めの途中段階の絣糸や色見本帳など実際に物を見せてもらいながらなのでわかりやすいです。
残念ながら結城紬のかすり染めの特徴でもある「たたき染め」は
作業が終わってしまっていたのでなんとなく叩いている様子だけ。
実は私はまだ一度もたたき染めしているところ見たことがないです。
通常は棒にかすりの枷を結んでたたき台の上に打ち付けて染めます。
くくった人それぞれのクセや加減を把握して
隙間なく染まりつつくくった部分には染料が入らないよう、いい塩梅で叩くのです。
経験あるのみでしょうか。
作業場をジロジロ見学して私が最も気に入ったのはこの脱水機!
年季の入った佇まいとこのデザイン、いいね!
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