2013/12

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唐突ですが作業工程をちょっとだけ紹介します。

現在製作中の着尺は縞ですが色々ご希望を伺ってデザイン変更を重ねた結果
ランダムな完全に繰り返しなしの縞に落ち着きました。

当然ですが整経では作れないのでいつもの工程に「間差し」という
一本づつ縞を組み立てていく作業が加わります。
(通常は地糸に絣糸を入れていくのに使います。)

糊でくっついた色別の糸の束を一本づつにはがしていく「先分け」をした状態。



そのあと「間差し」です。
設計図に従って縞を一本づつ作っていきます。
単色で見ると結構鮮やかですが右端の深緑の色が主軸なので縞になるとわりと落ち着いています。



そのあとは筬通し。




筬通し終了。
年内の作業は一旦ここで停止しました。
年明け最初に機巻をする予定でいます。



また作業が進んだらtwitterの方で画像などアップするかもしれません。


今年もイベントなどでたくさんの方にお会いしました。
ありがとうございます。
来年の予定は完全に未定ですがまたよろしくお願い致します。

それではみなさまよいお年をお迎えください。







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今更ですが「きものday結城」で着たものを紹介してみます。
今回は結城紬です。

自作の結城しか持っていませんでしたがこれはリユースを購入しました。
なのでなんとなく初・結城紬!




微塵格子にぶんぬきの絣です。
実際デザインが可愛いと思って購入したんですが
こんな結城紬もあるんですね!カワイイ♪とたくさん声をかけていただきました。

餅とかマウスとか雲とか水玉?とか感想はいろいろです。
貝合わせじゃないかというご指摘もありましたが
もちろん何に見えても構いません。


絣部分の拡大。


ぶんぬき、というのは絣の種類のことです。
通常絣は上糸にしか入っていないので布になる時は柄は一本おきのデザインになっていますが
ぶんぬきは上下の糸に絣が入っているので上のような真っ白な柄などを作ることが可能です。

絣を作るのも織るのも技術がいるので作る機屋も限られていて
一時期はなくなりかけていたような気がします。

今はほとんど作られていないと思いますが少しだけ昔のモノを見ると結構使われています
それゆえデザインもかなり豊富なのでリユースなどを見るのも興味深いですよ。



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先日これまでに作った反物を二反まとめて糊抜きに出したので
ついでにまた作業を見学させてもらってきました。

小麦粉の強めの糊がついているのでそれを少し落とす作業です。
前日からお湯に漬けておくだけで薬品等は使いません。

水で洗っている様子。



軽く脱水して張ります。

見学に行くとアレコレと質問してしまうんですが具体的エピソードを含め色々親切に答えてくれます。
当然作業はしながらですが手が止まることはありませんよ。




そしてあっという間に二反とも終了。




自分の作ったもの二反も出せるのは感慨深いところもあります。
全て同じ人が作ったといってもそもそもの糸質にかなり違いがあるので
全く同じとはいきません。
(残念ながら織りの癖は一緒ですけど。。。)

反物の糊抜き具合はそれぞれの特徴に合わせて調整して仕上げてもらえます。


次お願いに行くのはいつかな。




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●H26年度人材研修(結城紬後継者研修)募集

 工業技術センターでは結城紬の人材研修を行っております。
 以下のとおり平成26年度の研修生の募集を開始しますので,ご興味のある方
はお問合せください。
 また、随時見学を受け付けております。ご希望がありましたら事前に下記
問合せ先までご連絡ください。

・募集期間  平成26年2月12日(水)まで

・応募資格  県内在住もしくは県内に転入が可能で、研修終了後、結城紬
       産地の機織りに就業できる方、品行方正、心身共に健康な方

・研修期間  平成26年4月下旬から平成27年3月下旬までの約11ヶ月間
       月〜金曜日 9:00〜17:00

・内    容   結城紬の機織りの実習,染色を含む下準備など

・費    用     受講料は無料 ただし研修用の材料を負担いただきます。

・応募要項,応募用紙
   繊維工業指導所ホームページからダウンロード
   http://www.kougise.pref.ibaraki.jp/seni/index.htm

・問合せ先 茨城県工業技術センター繊維工業指導所
       電話0296-33-4154 ファックス0296-33-2953
       電子メール tumugi2@kougise.pref.ibaraki.jp



以上、結城紬産地メールマガジンより。

購読希望の方は指導所サイトよりどうぞ。



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結城紬_逍遥 2013・冬

*日 時 :2012年12月6日(金)〜12月9日(火)
       12:00〜19:00 初日は14:00〜、最終日は17:00まで
      

*場 所 :LAPAN ET HALOT (ラパン・エ・アロ) 
       〒150−0001 東京都渋谷区神宮前5−44−2
       東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線
       表参道駅A1、B2出口より徒歩5分

★トークイベント
12月8日(日)14:00〜
アンティークレースソムリエ・佐伯祐児氏

希少な縮や珍しい絣、縞、無地等
ヴィンテージから現代ものまで幅広く取り揃っているのがリユースの魅力です。
サイズが合えばすぐに着られる、というのもいいですね。
どうぞお気に入りの一枚を見つけにお出かけください。


 
結布着屋       http://www.yufukiya.com/   

ラパン・エ・アロ    http://www.lapin-et.com/      
  




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では看板娘のricoちゃんの着物も紹介します。

ricoちゃんはかなり幅広い着物を着こなしますがきものday結城の時だけは
必ず結城紬を着ています。
今回ももちろん。
多色でデザインも鮮やかな縮です。



色がたくさん入っていますがさすが結城紬、全然派手じゃありません。
この着物、帯と合わせてかなり目を引いたらしく実際にかなり人気でした。

最盛期ならではの珍しいデザインで大切に着られていた様子がわかります。
画像では見えませんが裏も色の遊びが効いていてステキでした。

そして帯。
この縮用じゃないか、というくらい色使いもデザインもピッタリ!



今回の着物+帯のセットは結布着屋さんにお借りしたものです。

気になる方は是非今週からの催事に出かけてみてください。
(帯なんて未使用でかなりお買い得ですよ〜)



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