これが一反分の手つむぎ糸です。
経糸用が4ぼっち(画像は0.5ぼっち×8)、緯糸用が3ぼっち。
糸の細さや作るもので必要量は変わってきますが通常の着尺はこれくらいです。
一反分は7ぼっち(1ぼっち=真綿50枚分)なので真綿350枚分
真綿1枚は繭5・6粒で出来ているので蚕1800〜2100頭分です。
取った人の名前が必ず書いてあるのでたくさん扱っている人なら
ある程度のデニール数や糸の特徴などがわかる、ということになりますね。
今回は経・緯それぞれひとりの人の手なのでバラツキはないはずです。
別々の糸商さんから買ったものなので緯糸用はすでに綛になっていますが経糸分はまだ
ぼっちあげしてデニール数を出さないといけません。
柔らかくて絡みやすかったり抜けやすい糸などが混じっていたら結構時間かかりますよ〜。
綛状になったものの見た目や細さだけではわからないこともあるので
全部自分で糸上げして手と目で糸質を確認するのがいいと思いますが
実際は綛になったものを買うことも多いです。
なのでちょっと久しぶり。
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